11月23~24日、川崎市教育文化会館で神奈川県連主催による公認学童コーチ養成講習会が開催され、平戸イーグルスも参加してきました。学童野球は今後、以下の通り指導者は資格が義務化されます。
※全日本軟式野球連盟 公認指導者制度 運営要領より抜粋
(指導者資格の義務化)
第3条 全軟連、都道府県軟式野球連盟(以下、「都道府県支部」という)及び都道府県末端支部に登録するチームの学童部の監督は、資格保有者であること。ただし、監督が資格を保有していない場合においては、同一チーム内の代表者、コーチ、マネージャー等でベンチ入りすることになる者のうち最低1名が保有していること。なお、義務付けする資格および講習会は次の通りとする。
1 )日本スポーツ協会公認スポーツ指導者制度に規定される資格
2 )「一般財団法人全日本野球協会(以下、BFJ という)」・「一般社団法人日本野球機構(以下、NPB という)」が主催する「野球指導者講習会 Baseball Coaching Clinic(以下、BCC という)」のうち、履修証明書保有者
3 )日本野球協議会野球指導者資格の基礎Ⅰ(仮称)受講修了者
4 )全軟連が養成する指導者資格としての公認学童コーチ
(登録及び更新)
第8条 公認学童コーチの認定、登録及び更新は下記のとおりとする。
(1)講習及び検定の後、適正と認めた者は、全軟連への登録手続きを行う。全軟連は公認学童コーチとして「登録証」を交付し、登録名簿に登載する。
(2)公認学童コーチの有効期限は4年間とし、本資格を更新しようとする者は資格有効期限が切れる6か月前までに、全軟連または都道府県支部が定めるリフレッシュ研修を受けなければならない。
(3)BCCの修了者の公認学童コーチの認定、登録は下記のとおりとする。
①BCC修了者に対して、BFJ及びNPBより交付される「履修証明書」及び「申請書」を全軟連宛に提出し、全軟連が承認することで公認学童コーチとして認定される。
(認定のための講習会および受講料)
第9条 指導者資格取得を希望する者は、次の科目を受講しなければならない。
(1)基礎理論 7時間
(2)実技 3時間
(3)受講料は、主催する支部が定める。
講習会は全日本野球協会が作成した「公認野球指導者(基礎1)U12」のテキストを基に、7つの講座が開かれました。
このブログでは、それぞれの講座のトピックスを連載でお伝えします。
連載1: 「スポーツマンシップ」
子供たちに野球を通じて何を学んでほしいか?重要な1つとしてスポーツマンシップが挙げられました。このプログラムは、谷田和彦氏(JSPO公認コーチ3及びコーチ1)が講師を務められ、グループディスカッションを行いながら以下を学びました。
【スポーツの定義とは?】
1.相手 2.ルール 3.審判 の3つが挙げられる。
【スポーツマンシップとは?】
「スポーツの定義」を尊重すること。すなわち、相手(自他チーム共に)を尊重し、ルールを順守し、審判とゲームを尊重すること
【スポーツマンシップとフェアプレーは同じでない】
・フェアプレー(公正)は試合中に守る
・スポーツマンシップはフェアプレーも含め、試合以外でもとるべき態度
【学童におけるスポーツマンシップの指導】
「スポーツの定義」の尊重を根底に、以下の項目の指導に努める。
・技術向上=体力、技術力、ルールの理解
・人間力の育成=礼儀、判断能力、コミュニケーション力、精神力
トピックスは以上です。
選手宣誓の言葉に、よく昔から「スポーツマンシップに則り」とありましたが、それはどういう精神を指すのか具体的に詳しく理解することができました。
次回、連載2は「体罰・暴力・ハラスメントの根絶」です。
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